浅草

チンドン屋の仕事で町を宣伝していると、時々「浅草から来たの?」「やっぱりちんどん屋の仕事は浅草が多いの?」と言われることがあります。チンドン屋=下町=浅草というイメージなのでしょうか。

仕事の現場として、浅草は少ない訳ではありませんが、特別多いという訳ではありません。なぜかと言いますと、ちんどんを依頼されたお店や場所に行くので、それが浅草だけに集中している訳ではないからです。

チンドン屋を日常的によく見かけた昭和30年代頃まではそれぞれの地域にチンドン屋がいて、地元の仕事だけで忙しかったというような話を大先輩の方々から聞いたことがありますが、今はそんなことはなく、都内他いろいろな場所に伺います。

でもやはり、昔ながらの下町というのは、町の人がちんどんに馴染みがあり、反応もあたたかく、仕事がしやすいように思います。浅草もそんな町の一つです。

 

2016年06月28日